特別開催 かわまち大賞初受賞記念・水の都ひろしまシンポジウム
      『太田川とともに歩む広島のまちづくり』

2019/12/13

●日 時:12月13日(金)午後2時~4時50分
●会 場:広島国際会議場B2F「大会議室ダリア」
        (広島県広島市中区中島町1-5 平和記念公園内)
●参加者:約180人

▲中村先生の基調講演「都市を編集する川」に参加者一同が吸い込まれ聞き入る♪

▲基調講演のあとはパネルディスカッション。大御所に囲まれて緊張のひととき♪

▲PPCの活動&にぎわうポップラ通りを紹介。大先生たちと記念撮影。安堵の瞬間♪

▲書籍『-広島・太田川のまちづくり-』の表紙はこうの史代さんのポップラの絵♪

基町環境護岸の設計者、中村良夫先生の監修本(『都市を編集する川-広島・太田川のまちづくり-』渓水社)の発刊に寄せる特別イベント【かわまち大賞初受賞記念・水の都ひろしまシンポジウム『太田川とともに歩む広島のまちづくり』】が、12月13日(金)に広島国際会議場で行われました。

●感想(忘れないためのメモ)
・中村良夫先生が基調講演の中で話された、「和御霊(にぎみたま)と荒御霊(あらみたま)がある」という紐解きが印象深い。自然は優しい神と荒い神が表裏一体となっていることから、太田川放水路あっての基町環境護岸と言える。
・河岸緑地でピクニックやペットの散歩、ウォーキングやジョギングなどを楽しむことによって自分だけの場所、所有感が感じられる。これが愛着につながり、地域愛へと発展していく。
・「自然豊かな水辺 vs 人工物」はいつも相対する課題ではあるものの、「自然豊かな水辺だからこそ飲食やレジャーを楽しみたい」というニーズがある。今後の河岸緑地整備には、利用者がお客さまにならないような仕掛けや工夫を取り入れて、一定のルールを作り、整えていくことが必要。「カープ愛」のような郷土愛が地域活性のエンジンになると思う。
・頻発する災害への対策は頭の痛い緊急課題。ハードの再整備になるのかもしれないが、過去の知恵や成り立ちを理解して、先人の偉業、業績をぜひ生かしてほしい。
・文献や書籍をじっくりと読み、理解を深めていきたい。その中にヒントがある。
・連帯について問われたとき、わがグループも高齢化にともない…なんて言わず、SUPチームに出会ったことでフットワークが広がったこと、きょうお集りの皆さまが中村先生のデザインした護岸できっと自分もなにかやってみたいと思われただろう。「ご参加をお待ちしています」と切り返せばよかったな~、といろいろ反省も。
などなど。

「12月13日シンポジウムのフライヤー」(PDFファイル675KB)

当日のスケジュール♪

[主な内容]
◆基調講演「都市を編集する川」
 講師 中村良夫(東京工業大学名誉教授)
◆報告「水の都ひろしま」水辺のオープンカフェの取組
 広島市経済観光局観光政策部

司会進行 市川尚紀(近畿大学教授)
趣旨説明 西名大作(広島大学教授・水の都ひろしま推進協議会会長)

◆パネルディスカッション
「広島・太田川のまちづくりの未来を考える-水辺のコモンズを目指して-」
・パネラー
 北村眞一(山梨大学教授)
 西名大作(前掲)
 隆杉純子(ポップラ・ペアレンツ・クラブ代表)
 西川隆治(ひろしまSUPクラブ代表)
・コーディネータ―
 田中尚人(熊本大学准教授)

◆主催ほか
主催:水の都ひろしま推進協議会、(一社)日本建築学会中国支部
後援:国土交通省 中国地方整備局太田川河川事務所
    (公社)土木学会 景観・デザイン委員会、同学会 土木史委員会
 (公社)日本都市計画学会中国四国支部

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